２段に別れた美笛の滝はルートの取り方次第ではビギナーからベテランまで氷壁を楽しめる
マルチな滝です。　

山行数日前、札幌を大雪が襲い交通機関が完全にマヒしました。爆弾低気圧だそうです。

札幌から支笏湖経由で美笛の滝へ向う。滝までの除雪が心配でしたが、しっかりと除雪されて
いました。僕の聞いた話では地元の山岳会が業者に除雪を依頼しているそうです。感謝感謝。

さて問題はここからで美笛の滝取り付きまでのラッセルがメチャ大変でした。すでに一山終え
た気分です。

Ｆ１は雪まみれとなっている、。おまけに暖気の影響でで柔らかい。イザ両手にバイルを持って
取り付くが傍目には除雪をしているあんちゃんにしか見えないのではないでしょうか？

今回のお客さんはアイスのベテラン。アッサリと登ってくる。Ｆ２取り付きまでも、またラッセルが
大変そうでスノーシューを取りに懸垂で降りてザイルプロテクターと一緒に荷揚げ。Ｆ２では抜
け口の氷が薄く岩をたたいてしまう、アチャ〜。

このＦ２もお客さんはアッサリと登ってくる。それにしても1月とは思えないポカポカ陽気。今ひと
つ気分が盛り上がりません。が、折角なので2ｐ目でトップロープをセットして1回ずつ登り終了。

帰りの温泉は支笏湖温泉の国民休暇村。ここはなかなか暖まります。大雪の影響で真駒内か
ら全く車が進まず！仕方がなくお客さんには地下鉄で帰ってもらいました、幸いバイルはカバ
ーがあり他の乗客には危険はないが物々しい姿に変わりはなくチョット気の毒でした。大雪
のばか〜〜。