5月25日(水)阿女鱒岳(1014m)残雪登山 (登り2時間30分 下り1時間30分)

今回は偵察山行という形でお客さんに付き合ってもらいました(もちろんガイド料は、リーズナブル)。
この阿女鱒岳は厳冬期に登られることが多く確実に登れますがなんせだらだらで長い。
雪も多い林道も奥まで入れるだろうと取り付きへ。キロロ方向から赤井川を目指し余市川を渡り左手に林道へ。ちなみにキロロピアノ奥の林道も行きましたが全然車は入れませんでした。
私の考えでは標高530m付近の送電線下ぐらいまでは入れると思っていましたが…
コンタ400mのヘアピンカーブを抜けてしばらく行くと山側に残雪が傾斜を作り残っている。
ある程度片側車輪を残雪に乗り上げて進むがもう限界かと思いきや…いきなり
ズリっと横滑り、まずいと思い停車。改めて車を見ると左側面林道の縁に車輪が乗っている。
おまけに左前輪が少し埋まっている。

ここから全員で車の救出作業、前後にスイッチバックを繰り返すがますます泥沼にはまる。右車輪側の雪をどけて左側の車輪の下には石を詰めて…静かにアクセルを踏み込んでゆく、こんな時はスリップは禁物。なんとか前方に這い上がる、今度はバックで下がるが右側の雪のせいで横滑り…コワ〜〜〜。
再び雪をきれいにどけてバック…や〜〜〜と脱出。この間約45分の戦い。
最悪車ごと沢に滑落の危険性があり危なかった。
気分はすでに
一山登りました。気を取り直し登山開始。

積丹の山々を望む 山頂から望む余市岳

林道を500m程進むと地形図にはない二股、ここは左へ、さらに500m程すすむとまたまた二股。右方向は奥に目指す送電線が臨め右手へ入る。50mも進むうちに林道は右側へ急カーブ。多分先程の林道と合流するのか?送電線を抜けて林道が現れ地形図上二股へ。
ここから886m点を目指して進む。雪はばっちり残っていた。
886を北側から巻いてショウピークがならぶコルへ。この阿女鱒岳は地形図を見ると
猿の顔に見えてきました。911が右目。912が鼻。ピークが口です。どうですか?

                   

最後の登りを終えて山頂へ、どなたか山頂標識でも付けているかと2mのヤブこぎで山頂へ三角点は確認できましたがさすがに標識はナシ。羊蹄山からアンヌプリ、雷電山、積丹の山々、無意根山となかなかの展望。
ひととおり展望を楽しみ下山開始。順調に林道に出て無事車へ。
残雪の残り具合と林道融雪状況とドンピシャリでした。車がはまったこと意外は…


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