2021年11月プチ山行記


1121日(日)石垣島ツアー 1山目 屋良部岳(やらぶ)216
昨年沖縄ツアーでお世話になった皆さん、今年は石垣島&西表島ということでガイドさせて頂きました。
宿は「ジ・アバンスホテル石垣島」綺麗でそれ程高くも無く良いホテルです。
屋良部岳は石垣の西側にあり屋良部崎中央にあります、山頂南東側屋良部林道(舗装されています)が登山口。
ただここ、全く登山口の標識も無く車は精々3台駐車が限度です!
登りは健脚者なら10分でしっかり整備された登山道です。
山頂も展望は良いですがなんといっても山頂手前のテラス2は虚空に受け出た岩塔で崎枝湾や川平石崎の景色が最高でした。


 

 

2山目 前嵩(まえたけ)263
この嵩という文字がなかなか出てこなかった(#^.^#)
登山口はダイビングで有名な川平湾と崎枝湾を結ぶ79号線道路の中間!
ここも登山口の標識はない(-“-)車は精々3台駐車可能といった感じ、八重山の特徴ですが猪よけの柵が大体あります、しっかりと帰り際には締めて行きましょう!
登山道は送電線沿いに伸びていて暫く進むとなぜかヘルメットがある分岐路に出ます。
登山時はしっかりと赤テープで右だよと表示があったのですが事前に調べていた情報が混乱してなぜか左へ…結果延々の急登でこれは私の判断ミスでした( ;;)
道は電波塔南側の尾根に出るが全く展望が無い。
これはおかしい…展望抜群との情報なのだが…。
ゲストの方々に待ってて頂き1人偵察に。
ここで本来の沢沿いに合流する登山道を確認、さらに両端リュウキュウチクが密生する登山道を掻き分けて進と山頂でした。
ここの展望も263mという標高からは想像出来ない素晴らしい景色でした!
急いでゲストが方々が待つ電波塔に戻り山頂へご案内。
想像していた反応が嬉しかった(*^^*)いやホント良かった。
本来の沢沿いのルートは急登もなく問題の無いルートでした。
 

 

3山目 野底岳(ヌスクマーペー)282
この山は今回の走行ルート上から尖った印象的な山容はひときわ目立っていました。
取りつきは山頂南東の道路で夕方の取りつきにも関わらず4台の先行車両が停まっている。しっかりと整備された登山道は標高220mラインで北側からのアプローチと合流、ここは左。夕暮れにも関わらす山頂は老若男女で振るわっている。途中で追い抜いていった現地カヤックガイド達がまた良い感じのメンバーで気持ち良く山頂で滞在させてもらいました。
登り10分でこの景観は石垣随一の印象的な山でした。
 

 

4山目 於茂登岳(522m)
於茂登岳は沖縄県最高峰、実はガイドをやる前プー太郎の時自転車で日本縦断している時にこの山に登った記憶があるのですがほぼ記憶なし。
整備された登山道が続き稜線へ、左手に電波塔を確認して稜線を山頂へ。
再び電波塔が出てきて一瞬山頂はどっちかと迷うがここは左でした。
それにしてもリュウキュウチクの藪が鬱陶しい!山頂には一段高い岩があり滑りやすいですがそこからは展望が効くが正直前3山に比べると見劣りするかな(*’ω’*)
 

 

  

5山目・ぶざま岳(321m)
面白い名前ですが「無様」では無く「ぶざーま」とは地元の言葉で「尾」の意味で於茂登山系の西端に位置するのでこの名称だそうです。
登山口は名蔵湾崎枝集落から入ります。
車は上手く停めて3台が限界かな。
この登山道は元々旧於茂登岳林道という名前だったらしく自然破壊が著しく途中で工事は中止になったそうです。
石垣島の山は展望が効くところと効かない所がはっきりしていてこの「ぶざま岳」も途中全く展望が効かない。
ガイドブックでコシダの広場という所から北側に派生する踏み跡があり10分程の寄り道で川平湾を一望できる山腹に露出する花崗岩にでます、思わず「お〜〜お〜〜」とうなりました。展望を堪能して戻って山頂を目指すがなんとな〜〜くロープが張ってここから先は来ないでね雰囲気を醸し出している。
道はまあ分かり易そうなので行ってみる。
山頂北側でピーク方向と奥に行く三叉路なっていてこのまま真っすぐ行くとそのまま旧於茂登岳林道らしい。
三叉路を南側に進むと5分ほどで三角点のある山頂で全く展望はなし。
正直この山は山頂まで来るメリットはなくコシダの広場の北側展望台までで充分ですね(*’ω’*)
 

 

       

ラスト 桴海於茂登岳(477m・未踏)とウマヌファ岳(450m)
今回ラストの2山は桴海於茂登岳とウマヌファ岳、天気予報は今一だが行ってみる。
とにかくここは登山道の入口が微妙〜にわかりずらい。
奥に米原のヤエヤマヤシ群落散策路入り口の駐車場、当たり前だがこの施設にはいる方のみ駐車可。
で場所はただ単に草原、ホントにここで良いのか不安!
おまけにセンダン草の種類かと思われる細長いのがズボンの裾にツンツンとまとわりつく。まあ行ってみましょう!
登山道は在るんだか無いんだかわかりずらい。
桴海於茂登岳頂北東尾に出てウマヌファとの鞍部、湿地帯?小川?に出るが一時進む方向が分からない…暫くうろうろして湿地とゴツゴツした花崗岩がある小川を南?に進む( `―´)ノ進んでるのか?
途中に「桴海於茂登岳」の分岐があるはずだが分からない。
とりあえずウマヌファ岳を目指すが生憎ポツポツと降ってきた。
それでも何とか踏み跡を探しながらどうやらウマヌファ岳に近づいている感じ!
両側細長いリュウキュチクを掻き分けて何回か花崗岩の小岩を乗り越えると2段の背丈以上の壁にぶちあたり左に進むと目指す山頂は近い、360度の展望だがどす黒い雨雲が今にも破裂しそうな雰囲気。
これは桴海於茂登岳を諦めて下山を急ぐが気づくと何か雰囲気が違う。
こんな登り返しはあったかと不審に思い改めてスマホの地図を見ると圏外で表示されず。前々から感じてたがジオグラフィカは地図をダウンロードしてても圏外になると駄目ですね。
おまけに気が緩んでたのか、標高が低いと高をくくっていて地形図とコンパスも忘れている。駄目じゃん!
多分桴海於茂登岳に登れるのだろが天候が心配で元のまで下るがどうも方向が分かりずらい、暫く右往左往してやっと記憶のデポテープがある場所に出る。
なんとか本降りになる前に下山でした。
いや〜〜大変でした( `―´)

追伸
掲載させてもらった地図は新・分県登山ガイド[改訂版]46 沖縄県の山。
私が持っているのは古いバージョン。
最新のは九州との合併になっており沖縄県の山はかなり削除されています。
 

 

             

                
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