2021年10月プチ山行記

102731日(水〜日)大峰奥駈新道縦走  波乱の1日目と順調に2日目
今回会員のSさんからのプライベート山行の依頼を受けてガイドをさせて頂きました、以下長文です。
私なりにある程度調べていきましたが実際に行ってみて色々勉強になりました。
1日目は新千歳空港より関西空港〜玉置神社(タマキ)〜小仲坊。
2日目持経ノ宿(ジキョウ)
3日目行仙ノ宿(ギョウセン)
4日目下山、宿泊
5日目関西空港〜新千歳空港というプラン。
まず山中無人山小屋2泊だったので自炊をするためにガスカートリッジが必要。
今回新千歳から関空までのフライトでガスカートリッジやカセットコンロなどは飛行機では無理で現地調達となる。
私の携帯用ストーブはガスカートリッジを使うタイプなので購入可能な店を探すが中々手間取る、最初はホームセンターで聞いてみたがあたりが無い、カセットコンロはあるのだが…今後の事を考えたらカセットコンロ対応の携帯用ストーブの購入もありかも。
今回宿泊先までの移動経路上で和歌山県伊都郡かつらぎ町妙寺488-4にあるアウトドアセレクトショップ オレンジhttps://shop-orange.jp/にて購入可能ということで念のため1本予約しておく、品ぞろえが多く本格的なアウトドアショップでした。
もう一つの問題、今回は縦走なので下山後の移動などどうするか?
全ての移動を公共交通機関では実質無理!タクシーでは費用が嵩む…という訳で今回下山口の玉置神社で地元のタクシー会社「川上タクシー」さんに依頼、友人ガイドからの照会で教えて頂きました。
で当日、予定よりもかなり遅い時間に玉置神社着、川上タクシーさんと合流、嫌な顏一つせず無事1日目の宿「小仲坊」まで2時間余りの道のりでした。
遅い時間でもまずはお風呂に入りなさいと勧められ、お言葉に甘えてさっぱりさせて頂き薪ストーブのある部屋でご主人と奥さんと一緒に心のこもった料理を頂きました、どうもありがとうございます。
普通平日は食事を出さないと聞いていましたが他にもお客さんの予約があり「今回は特別だよ」とのことでしたがキャンセルがあり宿泊は私達2名のみ、それでも気持ちよく対応して頂き感謝!
飛行機の遅れ、グーグルマップの時間より嵩む時間、国道なのに道幅が狭い!情報が古いカーナビ、代替えのスマホナビは肝心な所でダッシュボードから滑落。
画面が変わりまた運悪くインター入り口「どっちなんだ〜〜」と心で叫びながら通路2択での痛恨の間違いなどとあって予定よりも大幅に遅れて波乱の小仲坊着でした。
翌朝朝食後7時出発、どうもありがとうございました。
整備された登山道を二つ岩を経由して太古の辻へ、今回釈迦ヶ岳はSさん登頂済みということと行仙ノ宿からの行程が長いのでカット、天狗山、地蔵岳、涅槃岳と経由して本日の宿待経ノ宿へ(ジキョウ)、今回お世話になる無人山小屋は新宮山彦グループが管理していてとても快適でした。
水場は林道を400m程離れた所にあり夜は2時間程別料金で(100円を入れる)多分ですが太陽パネルで蓄電された電気で充分な明るさでした。
薪ストーブは独特な形状で最初は難しかったですが何とか煙も出さず暖かな小屋となりました。
 

 

 

大峰奥駈新道縦走・持経ノ宿〜玉置神社
この日は行仙ノ宿までなのでゆっくりと出発、途中平治ノ宿もありここも管理が行き届いている、具利釈迦羅岳(クリカラ)から下って行き電波塔のある行仙岳へここから下り行仙ノ宿へ。
ここも新宮山彦グループが管理で快適でした。
ただここの水場へのアプローチの高低差はなかなかです!
のんびりとさせて頂き翌日は電波塔のある笠捨山に登り槍ヶ岳から地蔵岳へ、今回唯一この部分のみ岩稜…という程ではないですが岩場が出てきましたがきっちりと鎖が整備されています。
稚児の森を過ぎると道路と縦走路を行ったり来たりで玉置神社に下山できました。
Sさんお疲れ様でした、そして素晴らしいコースを案内させて頂きありがとうございます。
 

 


                    
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