3月4日(日) 645尖峰〜飛散岳
前半雨でしたが徐々に回復、素晴らしいコースですね!
3月10日(土) キロロ長峰
北斜面で標高も高くあわよくばパウダーかと思いきやガリガリ君でした…
3月13日(火) 忍路散策 初めて忍路の兜岬、まじかで見ました。
3月23~25日(金~日) 知床岳&藻琴山
知床岳は13年ぶりのリベンジで今度こそと思いながら羅臼まで1日目は移動。
翌日6時出発で相泊へ、全体的に雪が少なくて心配。
取り付き点から少し歩いてその後はシールで歩けるが最初の渡渉、カモイウンベ川のスノーブリッジが全くない…石をつないで飛び石でいけないかと色々見るが適当な場所が無くおまけに岩の上部は氷っている。
裸足で渡るという方法もあるが怪我の可能性もあるので出来ればやりたくないし水が冷たい。
お客さんが石を投げだしてこれしか無いかと全員でドンドン石を投げて何とか渡れたがここは厚手のビニール袋を用意して靴の上から被せるのが正解でした。
対岸に渡りそのままスキーを担いで少しあがりやっとシールで登れる。
標高185m付近で再び沢を渡り650mぐらいからスキーアイゼンも装着。
最後はスキーを担いで880m付近まで登り再びシール&アイゼンで登るが1060mから先の平らな部分ではかえってスキーアイゼンは邪魔。
1150m付近で1人アイゼン慣れしていなくお客さんのスキーを担いでツボでそのお客さんに来てもらい14時30頃山頂着。
天気も良く風もないのが幸いだった。
急いで下山開始、ここで私の板がなかなか見つからない…暫くさがしてやっと回収しお客さんに追いつくがこの時点ではまだ楽観していた。
標高1000mラインより思ってた以上に雪面が硬い…ゆっくりと全員で慎重にターンしながら下るがお客さんの内1人がバランスを崩して上部で滑落。
タイミングを合わせて自分も横滑りしながらキャッチしたがなかなかスピードが緩まない…自分もバランスを崩したら一巻の終わりでとにかくエッジを効かせてバランスを崩さないように気を付ける。
自分がバランスを崩すとそのままお客さんと2人で運を天に任せるしかない。
しかしなかなか停まらなく、まずいと思い始めたのとスピードが緩みだしたのが同じタイミングでなんとか停まってくれた。
多分キャッチして3秒ぐらいだと思う。
お客さんの板1本上部に残っていて頼りになるKさんが取りに行ってくれる。
問題はここからどう脱出するかで傾斜もありおまけにガリガリの雪面…お互い幸い怪我も無し。
とりあえずお客さんの板1本は無いがもう1本は下を向いている、動かないように指示して自分の板を外して落ちないよう2本とも雪面にさしてKさんがもう1本の板を持ってきてくれて合流。
転倒しているお客さんの片方の板を外して自分がステップを切ってツボ足で立ってもらいスキーを履いてもらい傾斜の落ちている部分までKさんフォローで行ってもらう。
自分も合流してさてここからどうしたものか。
止まっている場所は安全地帯とはいえここから先下はどこも急斜面。
4人を全員ロープでつないでスキーを担いでピッケル・アイゼンで下るのも手だが滑落を止められなければ全員が奈落の底。
やはりここはお客さんをフォローしながらスキーで下りるしかない…それでもかなりの斜度ととにかく雪面が硬い。
13年前はこれ程硬くなくスキーで下れたので完全に油断していた。
おまけに陽もどんどん傾いてきた、滑落したお客さんを私がマンツーマン下に付いて横滑り主体で下ってもらい、ほかの慣れたお客さんは何とか自力でKさんに任して下ってもらう。
それにしてもこの斜度と雪面の硬さには参る。
トラバース主体で少しづつ、少しづつ下ってもらいなんとか標高の緩む530mラインまで下って全員合流。
安全圏到着で本当に安心出来た。
海岸線手前に出てスキーを担いで急斜面を下り再び沢の渡渉はもう濡れても関係なし。
取り付きに戻ったのは19時30分。
この日だけで色々なことがあり自分自身も今後のツアーのやり方などもっと慎重にならなければ駄目だと再度考えさせられる1日、全員がとりあえず無事下山できて本当に良かったでした。
翌日は藻琴山へ、キャンプ場脇よりスタートして標高850m付近より雪面が硬くなりスキーアイゼン装着。
前ピーク北尾根に登りラストはツボで山頂へ。
全面結氷した屈斜路湖が眼下に広がり展望は最高でしたがさあ下ろうと用意しだしたら暗雲が垂れ込めて大粒の霰も降って来る。
皮肉なことに取り付き点まで戻った途端青空が見えてきてもうこれは笑うしかないですね。
とりあえず無事2山何とか山頂に立ってきました。
本当に皆さんお疲れ様でした!