6月6日(火)赤岩入門
爽やかな晴れ空の中、東の小岩塔トリコニ―で懸垂下降の復習、東のチムニージェール、カンテ登攀。猫岩、4段テラスと登り気持ち良く赤岩を堪能してきました。
6月7日(水) 美利河丸山
カニカン岳が駄目で急遽行って来ました。凄い倒木の跡でそれでも真新しい整備の跡もあり筍も取れて楽しんできました!
6月9日(金) 赤岩摩天の稜線
ここももうほぼ記憶ゼロのルートでノマド在籍中に先輩ガイドの白石さんをフォローしたような…。
ミナズキ、窓2回に続き4度目の胎内巡りからのアプローチ。
1P目4級19m 取り付き点、2人でもギリギリのスペースでギアなど落とさないように準備を進める。
高山トップで顕著なクラックからスタート、カムがあると心強いが古く錆びたハーケンもそこそこあり、岩もがっちりしていて快適!
2P目3級25m Sちゃんトップ、懸念の残置が少ないとトポでは表記だが後半はわりと残っていた。
3P目5級35m 高山トップ、一段登って顕著なクラックが洞窟の上部に左上している、トポ通りだ!
しっかりとしたクラックにカムを効かせ残置ピンも利用しロープを伸ばす。
草付テラスというか崩壊地というか沢地形を右手に見るが今一つルートが釈然としない。
トポの説明文とイラストを見るが草付方面は藪藪に見えて左の岩稜に行くが残置ピンも無くカムを効かせるクラックも見当たらず気が付けば10m以上のランナウト。
これはおかしいと思い草付方向に右トラバースをしてリッジに出て右側にビレイポンがあった。
う〜〜んルートファインディングの一言…まだまだだな〜〜私。
4P目3級29m Sちゃんトップ。
スラブより後半に半ヤブプラスのスラブに入りビレイポイント、わりと残置ピンが残っていた。
5P目2級34m 高山トップ、稜線上を抜けて行くゴジラの背だね。
6P目35m Sちゃんトップ、リッジ上コンテと表記されているが状態を見るととても自信が無いのでスタカットを選択。
しばし休憩だが何やら雲行きが怪しい、そういえば予報では夕方から雨マークが付いていた。
ラスト7P目5級37m 高山トップ、右上して一段上がり左右二つのクラックが直上している。
ここは左から入り、やがて左に傾斜が若干緩い壁が伸びている!
結構観察しながら登ったが残置無、カムを設置するクラックも無し。
3P目後半同様で大きくランナウト、岩がしっかりしていたので難しくはないが精神的に削られる。
Sちゃん確保時雨がポツポツと来た、もう暫く待ってくれ〜〜。
摩天終了だがでさてここからどうするか、3m程クライムダウンか少し下から回りこむことも出来ると書いてはいるが…。
とりあえずリッジ上を観察すると注意して下れば問題ナシと判断、ロープを解除して下る。
しかしこの下りが曲者でなかなか厳しい、最悪下の崖まで滑落もあり慎重に下る。
岩も所々脆く細心の注意で下っていた時右足裏側に衝撃を受ける。
多分この時左足に加重していたのとたまたま良いホールどをキープしていたのだろう、それ程バランスを崩さずに60pほどの岩がゴロゴロと落下していく様を見守る。多少ズキズキするが歩行に問題無、どうやらザッグが岩に引っかかて落ちて来た模様でもう少しタイムラグがあり加速が付いていたら岩もろとも奈落の底に落ちていただろう。
Sちゃんに声を掛け慎重に下っもらい下からも出来る限りフォローしやっと安全圏にたどりつく。
7P目終了点より少し戻ってまわりこむのが正解だったのか?どとらにしろ時間はかかるがそのままロープを解除しないで確保の方が無難だろう!
再び降ってきた子雨に追い立てられながらも摩天の稜線を登った達成感を2人で噛みしげながら駐車場まで戻りました。
6月10~13日(土〜火) 北山様PV ノマドの時よりお世話になっている北山さんGをアポイ岳、恵山、駒ヶ岳と案内させて頂きました。
和気藹々とした雰囲気で私も一緒に楽しませて頂き感謝です!皆さん今度は小豆島で会いましょう(*^▽^*)
6月14日(水) 空沼岳・湯の沢 急遽臨時で行ってきました、ゴルジュまではわりと快適でしたが水量が多く核心のゴルジュ越えは断念し高巻きでした!ただこの高巻きがある意味核心でしたが!
6月17日(土) 敏音知岳 利尻富士も見え独活のお土産付となりました!
6月19日(月)増毛山道整備
増毛山道の会より北海道ガイド協会に依頼があり7名のガイド仲間と手伝いに行ってきました。私はガイド協会のドン宮下さんと秀岳荘の一流テレマーカー栃内さんと組んでガシガシと草刈りで格闘!最初は動かし方、ひいては停め方さえ分からない状態でしたが後半かなり慣れて面白ではないか。
増毛山道は有志の方達のお蔭で約10年も掛け大変な労力で160年前の開墾時の様子に近づいてきたそうです、今回皆様が労した努力のほんの一端ではありますが携われて良い経験でした!
6月20日(火) 目国内岳〜岩内岳縦走
当日のニセコは山菜採りの車でどこもかしこも盛況、目国内岳でも時々ラジカセからの演歌も流れている!
これまた盛況な目国内岳を後にすると静かな山旅でした。パンケメクンナイ湿原、岩内岳と縦走完了。
今回白いミヤマオダマキにビックリポンでした!
6月23〜25日(金〜日) サロベツ原野&利尻岳
1日目はサロベツ原野散策だが既に道すがらエゾカンゾウは満開、稚内からのフェリーはこの時期いつも満席となる。
翌日悲しいかな…天気予報どおり後半小雨と風の中の登頂となりました、全く何も見えず…ただ数年前に比べるとかなり登山道自体の整備が進んでいてビックリです!
あと普通の民家の駐車場の脇に雑草のごとくリシリヒナゲシがあるのには驚きでした!