エンジンが

 この時は日高山脈最高峰幌尻岳七つ沼カールに泊まり戸蔦別岳を経由して下山、山中2泊3
日の山行でした。
天気も良くアクシデントもなく無事取水ダムに止めている車につきました(この時は取水ダムま
での林道は管理者の北電に鍵を借りて入っていました、現在はダメみたいです)、全員車に乗
りとりあえず温泉へと思いイグニッションキーを回すが車は無反応、おかしいことにパネル上の
ランプも点かない。
どうやらバッテリーがあがってしまったと思い昔ながらのオシガケを試みるがダメ、どうしようも
無いがここにずっといる訳にもいかず。
幸い現地合流のお客さんがいてその方の車に強引に全員乗せてもらう(もちろ定員オーバ
ー)、もう一人のスタッフには残っていてもらい、麓の平取温泉まで行きJAFに手配。
お客さんは会社の先輩に迎えに来てもらい私とJAFのスタッフが合流して車まで行く、単にバッ
テリーあがりだろうとチャージをするがだめ、どうやら電気関係の配線にトラブルが発生してる
らしい、残る手段は牽引しかない、前輪を上げてイザ麓へ。
ところが故障車両に乗っている後輩が何か後ろで叫んでいる、レッカー車を止めてもらい何事
かと思ったがどうやら故障車の接地している後輪がロックされているそう。
後輪の下にも搬送用タイヤを差込、スタートするがこの搬送用タイヤは林道用ではなくスピード
は出せないそう、かなりのろのろ運転で平取町の車両工場へ。
この日は遅くなり作業は明日になる、私と後輩はライダーハウスに宿泊(北海道を旅する人達
が利用する安い、時にはただの宿泊施設)なんせ小さな町なので食堂も締まっていてコンビに
もない、見かねたJAFの人は町内の自宅に招いてくれて夕食をご馳走してくれました、翌朝も
おにぎりを差し入れてくれて助かりました。10時ぐらいに先輩が迎えに来てくれて札幌へ。
結局車は3日後修理完了して取りに行きましたトホホ…


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