懸垂下降 基本を忘れずに!

 この話は山仲間3人で雄冬の滝にアイスクライミングに行った時の事です。
国道から沢筋を下り滝の落ち口へ。
ここから懸垂下降で下る。
立ち木の根元に支点をセットしてロープを投げる。
その時フッと絡まないかと一瞬考えましたが、ま〜いいやと思い手からロープを放す。
懸垂の準備をして私が先に下る。
そのうち氷柱から離れて空中懸垂となる。
そこで下を見ると鬼のごとくからまったロープがある。
その時は気軽に考え「まあ解きながら降ればイイヤ」と思ってましたがこれが甘かった…。

その時は確か仮固定をしてロープを引き上げ何度もほつれを直したが延々と作業は終わら
ず、多分20分以上やっていたと思います。

腹筋と上腕二等筋が悲鳴をあげ始めた頃ふと上で待っている仲間に心配しているだろうと思
い胸ポケットに入れてる携帯電話を思い出し現在の状況を伝える。

や〜〜〜とロープの絡みも取れて下に着地した時にはすでに疲れきってしまいました。
ロープはしっかり確認して投げ下ろさなければ…。
それと携帯電話は便利なものだと改めて思いました。


   
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