この車は誰…

 この時もまだ私は先輩車両の後ろを金魚のフンのごとく、くっついていました。
目的の山行も無事終了アクシデント?は帰路の時です。
やっと山にも慣れ始めていて油断もあったのでしょうか?
前を行く先輩車両がふと気付くと田舎道を走ってます、なんか変だな〜と思いつつも頼れるのは先輩車両のみ。
とにかく私にはついてゆくしかない。
そのうち先行車両は田園風景真っ只中、ある一軒屋のガレージの手前で止まりサイドウインド
を下げ頭を出してこちらを振り返る。

その顔は先輩ガイドの面影など木っ端微塵も吹き飛ぶ普通のおじさんでし。
私を見つめるその眼光は「お前オレの後ろで何してる!!」と訴えていました。
その後の私は札幌の解散場所に帰るまで地図とニラメッコでした。

まだまだですね…。



  
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